WiCAN 千葉アートネットワーク・プロジェクト

2015年5月25日月曜日

中山晴奈さんワークショップ報告

WiCANは毎年度始めに、プロジェクトを進めていくためのウォーミングアップとして、食、音楽、演劇、デザインなど、様々な分野のクリエイターの方々によるワークショップ型授業を体験しています。

その第1回、フードクリエイターの中山晴奈さんによるワークショップが5/17()にありました。

講師の中山晴奈さん


今回は、駄菓子や駄菓子屋を構成している要素に分解し 、新しい「駄菓子・駄菓子屋2.0」を考えてみよう!という内容に取り組みました。 

まず最初に、みんなでお互いの食の原体験を発表。「大っ嫌いなイクラが大量に食卓に出てきた」、「おいしいと思って食べていた肉が実はイノシシの睾丸だった」… などなど。不思議なことにその時に食べたものの味よりも、誰とどこでどんな気持ちになったかはみんな覚えており、「食」は味だけでなく、その他様々な要素によって成り立っているのだと感じさせられました。


続いてみんなで持ち寄った駄菓子を机に広げ、それぞれのお菓子の特徴を構成している要素を挙げ、共通するカテゴリーごとにグルーピングしていきました。カテゴリーは予め定められているわけではなく、自分たちで考えていきます。「ご飯のおかず系」「大人のマネをする」「いろんな色、味がある系」など、中にはビスコを「淡い期待 (背が伸びる)を抱かせる系」とカテゴライズしているグループもありました(笑)。



カテゴライズして駄菓子にはどのような要素があり、子どもたちを引きつけているのかを考えたら、いよいよ新しい「駄菓子・駄菓子屋2.0」を考えます。

コンセプト、対象年齢、価格、なども含め、今の子どもたちの生活を想像したり、自分自身の体験を振り返ったりしながらアイデアを出していきます。


アイデアが形になってきたらいよいよ発表。「五感を使う」プレゼンテーションになるよう意識!


駄菓子でつくられた文房具セットや駄菓子の生産地に焦点をあてる駄菓子屋などが提案されました。

後日の学生ミーティングの中では、「アイデア出しの際に実現可能性の枠に囚われてしまっていた」、「駄菓子や駄菓子屋の「本質」とは何なのかを考えさせられた」 、といった感想が見られました。

次回は音楽家 粟津裕介さんのワークショップ。こちらも楽しみです(^^)





2015年5月4日月曜日

「団地カフェ」報告

みなさん、こんにちは。

先日4/29()に高洲第一団地児童公園で開催された「団地カフェ」の報告です。


晴れ空で少し汗ばむほどの天気でしたが、オープン直後から子どもからお年寄りまで多くの方に足を運んでいただきました。

千葉大サテライトキャンパス美浜からはカフェ屋台、七輪屋台「磯6」、お座敷屋台の3台が参加。
今回児童公園初参加の七輪屋台ではみんなでお団子やお餅を焼いて楽しみました。子供たちの中にはお餅を焼くの初めて!という子もいたようです。


             
 カフェ屋台のコーヒーガジェットに興味を持ち、「ぼく、豆挽きたい!コーヒー淹れたい!」という子どもも。淹れ終わると、注文してくれたおじいさんに手渡しにいく姿も見られました。


前回の「お花見カフェ」では風が強くて使用できなかった、「地図ノート」も活躍しました。これを話題に話しかけてくださる方が多かったように感じます。

いらっしゃった方の中には、「このような緩い場が必要な人はたくさんいると思います。ぜひ継続してください。」とおっしゃってくださる方もいました。

前回、今回とコミュニティカフェを開催してみて、団地における「場づくり」の持つ可能性をよりはっきりと感じられたと思います。笑顔で帰っていくみなさんの表情を見ていると、私たちもとても嬉しくなりました。「団地カフェ」は今後も定期的に開催していく予定です。


WiCAN2015URと連携しながら活動が進んでいく予定です。

どうぞお楽しみに!

2015年4月24日金曜日

「団地カフェ」のお知らせ


こんにちは!

桜は散ってしまいましたが、日に日に強さを増していく緑が心地よい今日この頃ですね。


去る44日(土)に美浜区高洲第一団地で開催された「お花見カフェ」は、あいにくの曇り空と強風の中でしたが、お越しいただいた方々にはゆったりとした雰囲気の中、楽しい時間を過ごしていただけたようで、私たちWiCANとしても実り多いイベントになりました。

 

周辺の団地にお住まいのおばあさんやおじいさん方と会話を楽しんだり、子ども、高校生、大学生、お父さん世代などが一緒にドッジボールで遊んだり、とてもよい雰囲気だったように思います。

今回共催したUR都市機構の方からも、ぜひ継続した開催をお願いしたいというご要望をいただきました。

 
 

ということで、急ですが来たる429(水・祝)に、第2回目の「団地カフェ」を開催することになりました!


今回もゆるい雰囲気の中みなさんでお話しながら楽しく過ごせればと思います。
挽きたてのコーヒー(100円)やジュース(50円)などを用意してお待ちしています。
また、前回出張させたカフェ屋台とお座敷屋台に加え、今回は七輪屋台も参加予定です!
お餅やお団子(実費程度)などをみんなで焼いて楽しみたいな、と考えています。

どうぞお気軽におこしください。お待ちしています。


日時、会場は以下の通りになります。


≪日時≫


2015429日(水・祝) 13001530 雨天中止

※雨天中止時は当日10:00に当サイトにてお知らせいたします。

 

≪会場≫


高洲第一団地 児童公園(千葉敬愛短大付属幼稚園横)
 
 
 



2015年3月29日日曜日

お花見カフェ@高洲第一団地 のお知らせ

みなさんこんにちは。
だんだんと暖かくなり、春もすぐそこまでやってきていますね。
今回はそんな春の訪れにぴったりな、お花見カフェのお知らせです。

お花見カフェはUR都市機構との共催によるコミュニティイベントです。
UR都市機構は、大都市や地方中心都市における市街地の整備改善や賃貸住宅の供給支援、UR賃貸住宅(旧公団住宅)の管理を主な目的とした、国土交通省管の独立行政法人であり、現在千葉市美浜区の高洲第一、第二団地の管理も行っています。WiCAN2014年度「つながる装置、仕組みをかんがえる」プロジェクトでの自作屋台を通した私たちの活動に共感していただいたとのことで、URの管理下である高洲第一団地内でカフェ屋台らを使用したお花見イベントを開催しませんか、と声をかけていただいた次第です。

WiCANは今年度も臨海ニュータウンを中心に活動を展開していく予定です。桜を見ながら、団地について、WiCANについてなどなど、楽しくお話できればと思います。挽きたてのコーヒーやジュースなど(いずれも実費100円)をご用意してお待ちしています(アルコール類はご遠慮願います)。また、美浜区高浜にある千葉大学サテライトキャンパスからは、カフェ屋台とお座敷屋台が参加予定です!

日時、会場は以下の通りになります。

≪日時≫
201544日(土)12001500 ※雨天中止

≪会場≫
高洲第一団地 児童公園(千葉敬愛短大付属幼稚園横)


























ぜひお気軽にお越しください。お待ちしています。

2015年2月3日火曜日

WiCAN2014総括イベントのお知らせ 「場とコミュニケーション -アートで変わる、アートも変わる-」

皆さんこんにちは。
今回はWiCA2014年度の総括イベントのお知らせです。

2014年度の総括イベントは、「場とコミュニケーション-アートで変わる、アートも変わる-」と題して行います。
日程、会場は以下になります。

内容としては本年度の活動報告および、協働アーティストである住中浩史さんと、金沢21世紀美術館キュレーターの鷲田めるろさんを招いて、つながる「場」づくりや、協働プロジェクト内でのコミュニケーションについて、WiCANメンバーを交えてディスカッションを行いたいと考えています。

人と人がつながるための装置としての「屋台」を考え制作し、その装置を活かした何かつながれる仕組みを考えて活動してきた、本年度のまとめとなるイベントです。

イベント終了後には同会場で交流会を予定しておりますので、そちらにも是非ご参加くださいませ。



「場とコミュニケーション-アートで変わる、アートも変わる-」


日時:2015年2月22日(日) 
   13:30~(13:00開場)

会場:千葉大学サテライトキャンパス美浜(旧千葉市立高浜第二小学校)
    住所→千葉市美浜区高浜3-3-1


アクセス

JR稲毛駅/総武本線から→「高浜車庫」「花の美術館」「海浜プール」行きバス10分、「稲毛高校」下車、徒歩3分
JR稲毛海岸駅/京葉線から→「稲毛駅」行きバス10分、「稲毛高校」下車、徒歩3分



タイムテーブル

第1部:2014 活動報告(13:30‐14:30)

第2部:場とコミュニケーション① 「現場で起きたこと」(14:30‐15:10)

第3部:場とコミュニケーション② 「アートプロジェクトとコミュニケーション」(15:25‐17:30)

*18:00より交流会を行います。(参加費1500円)


主催千葉アートネットワーク・プロジェクト(WiCAN)
   科学研究費基盤研究(C)「芸術教育による感性に働きかけるESDの構築」


皆様のご参加、ぜひお待ちしております。

2015年1月26日月曜日

カルチュラルカフェvol.2「坂口寛敏さん」の報告

みなさんこんばんは。
2015年が始まり、あっという間に1ヵ月が過ぎようとしています。時間が経つのは早いものですね。


昨日、東京藝術大学教授・画家の坂口寛敏さんをお招きして行われました、カルチュラルカフェvol.2の報告をいたします。

今回は、坂口さんの活動を教育的側面から深めるため、「美術を通して学べること」というテーマでお話をいただきました。
坂口寛敏さん
第一部のレクチャーでは、主にこれまでの坂口さんの活動を紹介していただきました。はじめに「創造行為」、あるいは、それが生まれるための「場」というキーワードについて説明していただき、その2つを念頭に坂口さんご自身の作品のほか、これまで携わられた多彩なプロジェクトを紹介していただきました。
第一部の様子
第二部では、第一部の内容を踏まえ、坂口さん、WiCAN代表神野、WiCANメンバーの学生2名がクロストークを行いました。これまで坂口さんが作品や教育を通して、どのように学生に新しい「視点」を与えてきたか、またどのようにそのようなかかわりが生まれる「場」をつくったのかについて議論が交わされました。
WiCANメンバーからは、「自分の「視点」をどう発見していけばよいか」「美術教育における写実の意味」などの質問が出て、坂口さんからは丁寧に返答していただきました。
会場の参加者からも、坂口さんの作品・活動についての質問が出ました。
第二部、議論の様子
第三部は、食事をしながらゲストと参加者がフラットな関係で会話をするパーティー。ここで参加者や学生が坂口さんからたくさんお話を聞くことができたようです。

前回に引き続き、ピザを美浜区のレストラン「Veicolo(ヴィーコロ)」、コーヒーを千葉駅北口にある「豆NAKANO」から提供していただきました。コーヒー、ピザともに大人気でした。
第三部の準備中
食事を囲んで多くの会話が生まれました
今回のカルチュラルカフェも多くの方に参加していただき、本当にありがとうございました。

今後もイベントについて広報してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

2015年1月5日月曜日

カルチュラル・カフェvol.2「坂口寛敏さん」開催のお知らせ

こんばんは。
みなさま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、参加者とフラットな関係の中で、社会における文化・アートの実践的、理論的取り組みをされている魅力的な方をお呼びしてレクチャーしていただく「カルチュラル・カフェ」。その第二弾の開催が決定いたしましたのでお知らせします。

今回のゲストは、東京藝術大学美術学部教授、画家の坂口寛敏さん。坂口さんは、美術家として平面作品やインスタレーションなどで思索的な内容の作品制作に取り組むほか、東京藝術大学を中心に後進の指導にもあたってこられました。今回のカルチュラルカフェでは、教育者としての坂口さんに光を当て、美術を通して学べることについて理解を深められたらと考えます。ご自身にその活動の教育的側面を中心にご紹介いただくとともに、参加者ともいろいろなお話をしていただく機会にしたいと思います。




坂口寛敏

1949年福岡県生まれ。東京芸術大学美術学部卒、同大学院美術研究科終了。バイエルン州立アカデミーにて、マイスターシューラー、ディプローム取得。東京藝術大学教授、画家。
画家として数多くの個展を開催するとともに、インスタレーション作品も数多く発表している。自身の制作のほか、様々な企画にも携わる。





詳しい日時は以下の通りです。

1月25日(日) 14:00~ 開場13時半
会場:千葉大学サテライトキャンパス美浜
    住所:千葉市美浜区高浜3丁目3-1

・レクチャー「美術を通して学べること(仮)」 14:00~15:00
・トーク「見る、感じる、深める ~美術と日常をつなぐには~」
  坂口寛敏さん×神野真吾(千葉大准教授・WiCAN代表)×WiCANメンバー 15:20~16:20
・パーティー(交流会、要参加費) 17:00~19:00

参加費 レクチャー、トークは無料
パーティーは要参加費(実費程度) ※持ち込み歓迎!!

主催:千葉アートネットワーク・プロジェクト、科学基盤(C)「芸術教育による感性に働きかけるESDの構築」



みなさま是非お越しください!