WiCAN 千葉アートネットワーク・プロジェクト

2010年度のプロジェクト

WiCAN2010 教室からはじめる ‐5つの提案‐

2010年度には、余裕教室(空き教室)の利活用プランを5つ提案しました。これらのプランは、昨今の学校を巡る状況と課題についてリサーチした上で、建築家の曽我部昌史さん共に考えたものです。2010年秋には、提案をアニメーション化したものを千葉市美術館で上映しました。
下の動画はそのアニメーションです。どうぞご覧下さい。


カフェ
多様な居場所がある教室



カフェの中には様々な空間が用意されています。
マスターとおしゃべりができるロフト下の狭いカウンターや、一人で音楽を聴ける窓際のひとり席、みんなでわいわい話ができるロフト上のわくわくするような空間。普通の学校空間とは違ったカフェだからこそ、普段できないような話ができるのでは?


郵便局
つながりをひろげる教室



余裕教室のスペースに、同じ趣味や関心を持っている人がつながっていけるような空間があるのはどうでしょうか。この郵便局の提案では、手紙を通し て、これまで面識のなかった人ともコミュニケーションができるようになります。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のアナログ版とも呼べる ような仕組みですが、しかし、実際に顔を合わせたりする学校内での出会いは、現実の空間の関係性を豊かにする可能性を秘めています。インターネットという 情報空間とはちがう、現実だからこそのおもしろみも持った提案です。


情報センター
地域の情報がストックされる教室



地域の人たち誰もが気軽に街の情報を調べに訪れることができる、学校の中の情報センター。壮大なデータ量を誇るこの空間には、生徒たちの調べ学習の成果がストックされています。ファイルのアーカイビングと現物資料の展示ブースで、見せ方や収納方法もバリエーション豊か。道端に咲く花の名前のようなちょっとしたことから、お店の隠れメニューなどマニアックなものまで内容は色とりどり。街のことならどんなことでもわかります。


工房
ものの価値を組み替える教室



なかなか捨てられない包装紙、引き出しにしまったままの昔使っていた筆箱…。
自由にものづくりができる場としての機能を持った「リサイクル工房」 は、子どもたちがそれぞれ「もったいなくて捨てられなかった」ものを持ち寄り、他人の価値観に触れながら、新しいものにつくりかえていく空間です。


ギャラリー
美術館のような教室



まるで美術館の中のようなギャラリーには、子どもたちがつくった作品が飾られます。子どもたちの作品をきちんと「作品」としてギャラリーに展示することは、学校が「子どもたちの活動ごとにふさわしい空間」を用意することであり、それぞれの活動の目的を達成し、効果を高めることにつながるのではないしょうか。さらにこの空間は地域にもひらかれることで、子どもたちの作品に向かう意欲は増していくでしょう。