日本の現実を、西洋からの借り物でない視線で見ることは可能なのでしょうか?そのような純粋な視線を獲得することは所詮無理なことですが、そこから離れて現実を見ようとする姿勢は、従来の美術・アートと違った表情をもった作品として結実するはずです。そうした視線を持って日本の現実を見通し、現在のアートシーンで活躍するアーティストの先鋭な表現を紹介します。

風俗美術館出展アーティスト

※各アーティストの写真の上マウスポインタを置くと、作品が表示されます。



会田誠(あいだ まこと)

1965年新潟県生まれ。91年東京藝術大学大学院美術研究科修了。絵画のみならず、写真、立体、パフォーマンス、インスタレーション、小説、漫画、都市計画、舞台美術を手掛けるなど表現領域は多岐にわたる。国内外への展覧会に多数参加。ミヅマアートギャラリーでの個展を中心に、近年の主なグループ展に「アートで候。会田誠 山口晃 展(上野の森美術館)」  また、 この6月には作品集「MONUMENT FOR NOTHING」(グラフィック 社刊)を発刊。

遠藤一郎(えんどう いちろう)

1979年11月18日静岡県生まれ10代よりパフォーマンスライブを始める。 活動はミュージシャン、DJ、デザイナー(多摩川カジュアル)、絵画、映像など 多岐に渡る。 遠藤一郎の作品は全てメッセージを伝えるためのものです。 美術的な教育経験はまったく無く、すべて気合いだけでやりぬきます。 現在は未来美術家を名乗り、他の表現者の企画、バックアップなどをおこなう。 NATURAL HI!! Freedom Communication を設立。 「GO FOR FUTURE」のもと世界的な総合メッセージの発信を目指します。


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大成哲雄(おおなり てつお)

東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。絵画を主な表現手段とするが、2006年の妻有アートトリエンナーレの、棚田の形をもとに制作したお弁当箱にそこで収穫されたお米や地元の食材を使ったおかずを詰めた《棚田弁当》でも知られている。2003年の「Moment 一瞬の出来事」ギャラリーGAN(東京)ほか個展多数。聖徳大学専任講師。千葉県在住。

開発好明(かいはつ よしあき)

観客参加型の美術作品を中心に、2002年にPS1 MOMA「Diadel Mar/By the Sea」、2004年にヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展、2006年に妻有トリエンナーレ「越後妻有大地 の芸術祭2006」に出品。また国外では、ベルリンのニューナショナルギャラリーにて「berlin-Tokyo/Tokyo-Berlin」などに参加し国際的に活動している。毎年開催されている「サンキューアートの日」の企画者としても知られる。



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木谷愛(きたに あい)

1982年山口県生まれ。地元の高校を卒業後、アパレル会社に勤務。 のちコンテンポラリージュエリー販売など、バイヤーを勤める。 2005年末、北九州市のオルタナティブスペース「ギャラリーSOAP」で行われた「昭和40年会」のイベン トを目の当たりにして現代美術の世界を知り、衝撃を受ける。 07年「美学校」入学のために上京。松蔭浩之、三田村光土里に師事。以後、セルフポートレイ ト、パフォーマンス作品を主軸に制作、活動を続ける。



倉重迅(くらしげ じん)

1975年神奈川県生まれ。 フランス国立芸術大学マルセイユ,にてDNSEP修了。 極めて普通の日常生活の中で「見たもの、感じたもの」から着想を得て、その瞬間の自分の興味に忠実に作り上げることをベースに創作活動を行っている。国内外への展覧会に多数参加。近年の主なグループ展に「シドニービエンナーレ(Cockatoo Island、シドニー)」、「One Fine Day(Samsung美術館、ソウル)」、「笑い展(森美術館、東京)」等。


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松蔭浩之(まつかげ ひろゆき)

まつかげ・ひろゆき 現代美術家 1965年福岡県生まれ。88年大阪芸術大学写真学科卒業。90年ア ートユニット「コンプレッソ・プラスティコ」としてヴェネツィア・ビエンナー レに出展(92年活動休止)。写真家、グラフィックデザイナー、空間デザイナー 、パフォーマー、俳優、TVコメンテーターなど多岐にわたる分野で活躍。また、 宇治野宗輝とのロックデュオ「ゴージャラス」、ファッションデザイナーの津村 耕佑とのコラボレーション『妄想オーダーモード』(グラフィック社)など、国 内外で幅広い活動を行う。アーティスト集団「昭和40年会」では会長をつとめる 。06年シンガポール・ビエンナーレ、07年アジアンアートビエンナーレ参加。デ ザインオフィス「ミナリッチ」主宰 http://mina-rich.jp

横湯久美(よこゆ くみ)

千葉県生まれ。東京藝術大学大学院修了後、ロンドン大学スレード・スクール・オブ・アーツ大学院に学ぶ。現在、横浜美術短期大学准教授。自らの祖母を撮り続け、その没後も同じ場所で、不在の風景を撮り続けている。主な展覧会、「横浜写真館」(2004、BankART1929)、「《写真》見えるもの/見えないもの」(2007、東京藝術大学美術館)など。主な作品集、『ナルシスの視点』(2005)、『Time doors Outdoors 』(2007)

Chim↑Pom(チン ポム)

2005年、エリイ、卯城竜太、林靖高、水野俊紀、岡田将孝、稲岡求の6 名で結成したアート集団。2005年、サンフランシスコで開催された美 術家・会田誠の個展会場の一部で映像作品を展示しデビュー。2006 年に開催された初個展「スーパー☆ラット」で注目を集める。「生と 死」をテーマにした作品が多く、2007年にはセレブの地雷除去活動 に憧れたエリイの目的を果たすためカンボジアに渡航し、高級バッ グなどを地雷で爆破した「サンキューセレブプロジェクト アイムボ カン」が広島市現代美術館「新・公募展2007」の大賞を受賞(後、 2008年同美術館で開催予定だった個展が中止となる)。